外壁塗装と屋根塗装は同時に行うべき?
━ SHINAGAWA & OTA PAINTING COLUMN
外壁塗装と屋根塗装は同時に行うべき?足場代を無駄にしないための工事タイミングの考え方
品川区や大田区は、閑静な住宅街とマンション・アパートが密集するエリアが混在する地域です。外壁と屋根、どちらのメンテナンスを先に行うか悩む方は少なくありません。
外壁の色あせやひび割れが気になり始めると、「屋根も一緒に見てもらった方がいいのでは」と感じる方も多いのではないでしょうか。品川区の戸越や大井、大田区の田園調布や久が原周辺など、住宅が密集するエリアが多いこの地域では、外壁塗装や屋根塗装の工事を検討する際に、費用面だけでなく近隣への配慮も含めて計画的に進めたいところです。
現在、外壁と屋根をまとめてメンテナンスする「同時施工」を選ぶ方が増えており、リフォーム会社の中にはセットプランを用意しているところも多くなっています。本記事では、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリットや、気になる費用相場、そして品川区・大田区で工事を依頼する際に気をつけたいポイントについて、基礎知識から分かりやすく解説します。
外壁塗装と屋根塗装、同時に行うべき理由
◆ 足場を1回で済ませられるメリット
外壁塗装も屋根塗装も、高い場所で安全に作業を行うためには足場の設置が欠かせません。実は、この足場工事にかかる費用は工事全体の中でも大きな割合を占めており、目安として工事費用全体の1割から2割程度を占めるケースもあります。外壁と屋根を別々のタイミングで依頼すると、この足場代を二重に支払うことになってしまう点に注意が必要です。
◆ 別々に依頼した場合の落とし穴
「今回は外壁だけ」「来年は屋根を」というように工事を分けてしまうと、足場の組み立てと解体を2回行う分、余分な費用と時間がかかります。また、業者への依頼や近隣への挨拶回りも2回必要になるため、手間の面でも同時に工事をするメリットは大きいといえます。さらに、外壁と屋根で使う塗料の色や質感の組み合わせをまとめて検討できるのも、同時施工ならではの利点です。
外壁・屋根それぞれの劣化サインとメンテナンス時期の目安
◆ 外壁に見られる劣化サイン
外壁塗装の劣化サインとして代表的なのが、表面を手で触ると白い粉がつく「チョーキング現象」です。このほか、ひび割れ(クラック)や塗膜の剥がれ、目地のコーキング材のひび割れ、コケやカビの発生なども、塗り替えを検討すべきサインといえます。サイディングボードなど外壁材の種類によっても劣化の出方は異なり、目地部分から傷みが進行しやすい材もあるため、外壁材の特徴を踏まえたチェックが大切です。
◆ 屋根に見られる劣化サイン
屋根は普段目にする機会が少ないため、劣化に気づきにくい部位です。色あせやコケ・藻の発生、棟板金の浮きや釘の緩み、瓦のズレなどが見られる場合は、雨漏りにつながる前に点検を依頼しましょう。屋根は外壁以上に紫外線や雨風の影響を強く受けるため、劣化のスピードが速いこともあります。
塗り替えの目安(シリコン塗料の場合)
10年前後
※ 塗料の種類(ウレタン8〜10年/フッ素15〜20年)によって差があります
前回の塗装から10年前後が経過している場合は、外壁・屋根ともに一度点検を依頼すると安心です。特に築15年以上が経過している住宅は、外壁と屋根の両方に劣化が進んでいる可能性が高いため、まとめての点検をおすすめします。
外壁塗装・屋根塗装の費用相場と内訳
◆ 塗料の種類による価格差
外壁塗装や屋根塗装の費用は、使用する塗料の種類やメーカー、建物の面積によって大きく変わります。シリコン塗料は価格と耐久性のバランスが良く、多くの住宅で選ばれています。
ウレタン塗料 コストを抑えたい方に
比較的安価に施工できる一方、耐用年数はシリコン塗料よりやや短めの8〜10年程度が目安です。
フッ素塗料 耐久性を重視したい方に
価格は高めですが、耐用年数は15〜20年程度と長く、長期的には塗り替え頻度を減らせる場合があります。
◆ 工事全体の費用内訳
工事費用は塗料代だけでなく、足場の設置費用、養生シートの設置、高圧洗浄による下地処理、ひび割れなど傷んだ部分の補修費用、最後の仕上げ塗りまでを含めた複数の工程の費用を合わせたものになります。見積もりを比較する際は、総額だけでなく内訳が明確に示されているかを確認しましょう。内訳が曖昧な見積もりは、後から追加費用を請求されるトラブルにつながることもあります。
◆ 工事の大まかな流れ
工事は、おおむね以下の流れで進みます。工期の目安は10日から2週間程度ですが、天候や建物の規模によって前後することがあります。
1現地調査・見積もりの提示
2契約・工事日程の確定
3足場の設置・高圧洗浄
4下地処理・養生
5中塗り・上塗り(仕上げ)
6足場の解体・完了検査
品川区・大田区で工事する際に気をつけたいポイント
品川区・大田区は東京23区の中でも住宅が密集しているエリアが多く、隣家との距離が近い物件も少なくありません。足場の設置範囲や工事期間、塗装作業に伴う匂いや音について、着工前に業者を通じて近隣へしっかりと説明してもらうことが、トラブルを防ぐ第一歩になります。特にマンションやアパートが多いエリアでは、洗濯物や窓の開閉に関する事前連絡も欠かせません。雨の日は作業を中断することも多いため、工期に余裕を持ったスケジュールを組んでもらうと安心です。
◆ 業者選びで確認したいポイント
工事を依頼する業者を選ぶ際は、以下の点を確認しておくと安心です。
☑外壁・屋根それぞれの劣化状況を、写真や図を使って丁寧に診断してくれるか
☑見積もりの内訳を、塗料代・足場代・諸経費に分けて分かりやすく説明してくれるか
☑過去の同時施工の施工事例や、近隣トラブルへの対応実績があるか
☑保証内容やアフターフォローの範囲が書面で明確になっているか
☑近隣への挨拶や工事日程の説明を代行してくれるか
複数の業者に相談し、価格の安さだけで判断せず、対応の丁寧さや説明の分かりやすさも比較して選ぶことが、安心して工事を任せられる業者を見つける近道です。無料診断や無料見積もりを行っている業者も多いため、まずは気軽に相談してみるとよいでしょう。
◇ 同時施工の注意点も知っておこう
外壁と屋根のどちらか一方だけがまだ十分に状態が良い場合、無理に同時に工事をする必要はなく、劣化が進んでいる部分から優先的に対応する方法もあります。まとめて工事を行う分、一度に支払う費用は大きくなるため、資金計画には余裕を持たせておくことが大切です。ローンや分割払いに対応している業者もあるため、支払い方法についても事前に確認しておくとよいでしょう。
◇ 工事前に準備しておきたいこと
工事期間中は車を別の場所に移動させておく、庭木や物置などを足場の設置予定範囲から離しておく、洗濯物を干す場所をあらかじめ室内に確保しておく、といった準備をしておくと当日の作業がスムーズに進みやすくなります。ペットを飼っているご家庭では、工事期間中の過ごし方についても業者と事前に相談しておくと安心です。
◇ よくある質問
Q. 外壁と屋根、色を同じにする必要はありますか?
いいえ、異なる色を選んでも問題ありません。屋根は濃いめ、外壁は明るめにするなど、コントラストを意識した組み合わせもおすすめです。
Q. マンションやアパートのオーナーでも同時施工はできますか?
可能です。ただし入居者への告知や生活動線への配慮がより重要になるため、業者との打ち合わせを入念に行いましょう。
Q. 見積もりから契約までどのくらい期間を見ておけばよいですか?
現地調査から見積もり提示まで数日、検討して契約に至るまで1〜2週間程度が目安です。極端に契約を急かす業者には注意しましょう。
まとめ
外壁塗装と屋根塗装は、どちらも足場を必要とする工事であるため、劣化状況が近ければ同時に行うことで費用や手間を抑えられます。耐用年数の目安を参考にしながら、まずは無料の点検・見積もりを依頼し、専門の業者に建物の状態を確認してもらうことから始めてみましょう。
品川区・大田区で外壁塗装や屋根塗装を検討されている方は、近隣への配慮も含めて、信頼できる業者選びを心がけていただければと思います。工事内容や費用の仕組みについて正しい知識を持っておくことで、業者との打ち合わせもスムーズに進みます。分からないことがあれば遠慮なく質問し、納得したうえで工事を依頼するようにしましょう。
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